DAOにとって最大のリスクは「曖昧な期待」です。お金がないのに「きっと報酬がもらえる」と思われたら、それは搾取と同じ。逆に「一切報酬はない」と言い切ってしまうと、持続的な貢献は生まれません。
大航海時代DAOは、透明性を最優先価値に掲げています。だからこそ「今の財布の中身」「報酬の出し方」「将来の拡大計画」をすべてオープンにし、参加者が納得して関われる土台を作ることが最優先でした。
今回確定した報酬設計は、4層構造になっています。
| 層 | 報酬タイプ | 内容 |
|---|---|---|
| 第1層 | 体験報酬 | Discord内交流、限定イベント参加権、プロジェクト企画への参画など |
| 第2層 | 関係報酬 | 階層別コミュニティ(Mate/Crew/Navigator/Duke/Archduke)、NAVI(生涯NAVI+利用ポイント) |
| 第3層 | タスク単価報酬 | ランク別単価(T1=500円〜T6=10,000円)、月予算0〜5万円で優先度調整 |
| 第4層 | 売上連動報酬 | アフィリエイト成果70%個人・25%DAO還元・5%運営予備、将来的に「のれん分け制度」 |
金銭ゼロでも価値を感じてもらう仕組み。Discord内での交流、限定イベント参加権、プロジェクト企画への参画など、関わること自体が成長体験になる設計です。
階層別のコミュニティで、信頼と承認が可視化されます。NAVI(貢献ポイント)は生涯NAVIと利用ポイントに分かれ、生涯NAVIは投票権や信用スコアとして蓄積、利用ポイントはユーティリティ交換で消費される仕組みです。
現金予算が月0〜5万円という制約の中で、優先度の高いタスクにランク別単価を設定。予算超過時は優先度で調整し、無理な支払いはしません。
今週完了したタスクでは、「価格ラダー設計書v1.0」「LTV/CAC/K計測ルールv1.0」がT6相当の高難度タスクとして処理されました。
アフィリエイト成果が発生した場合、70%が個人、25%がDAO還元、5%が運営予備に配分されます。将来的には「のれん分け制度」で、独立ギルドにも利益を分配する計画です。
ギルド(DAO内の独立事業体)がDAO外で売上を立てた場合、12%をDAOに還元するルールが決裁されました(2026年5月26日決裁)。
計算は入金ベース。ギルドが月次で自己申告・送金し、DAOが四半期ごとに照合する折衷方式です。将来的には会計エージェント(AI)が報告・計算・照合を自動化し、送金だけ人が実行するハイブリッド運用に移行する計画です。
この12%は、DAO共通インフラ(Discord、Webサイト、ブランド、法務相談枠など)の維持費用と、新規メンバー獲得施策に充てられます。
今週策定した「LTV/CAC/K計測ルールv1.0」は、DAOの成長を数値で追跡する仕組みです。
これにより「どの施策が持続的成長につながるか」を定量判断できるようになります。
報酬設計v1.0で最も重要なセーフティネットが、この条項です。
「3か月以上無報酬で貢献している人には、必ず提督または階層リーダーが面談を行い、報酬提案をする」
たとえ本人が「無報酬でいい」と言っていても、DAO側から必ず声をかける。これにより「見えないボランティア搾取」を防ぎます。
報酬設計を言語化する過程で、最も難しかったのは「金銭的余裕がない現実」と「持続的貢献を引き出したい理想」の両立でした。
答えは「段階設計」と「透明性」でした。今は月0〜5万円でも、売上が立てば段階的に拡大する。その道筋を全員が見える形で示し、現在地を隠さない。この姿勢が、逆に信頼を生むと実感しています。
来週以降は、以下を進めます。
透明性の次は「運用の自動化」。人の手を減らし、信頼性を上げる仕組みづくりに移ります。
大航海時代DAOは「観光客じゃなく、クルーになる」をコンセプトに、透明性と持続可能性を両立するDAOを目指しています。
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